有道会東北六県大会(宮城県当番)
於平成18年7月3日4日
開催決議文について

宮城県 香林寺住職 武山正廣


   決議文

1 多々良学園問題に関して
 調査委員会(学園、内局、宗議会)は速やかに報告書を公表し責任の所在を明確にしなければならない。宗議会の道義的責任の信を問う。

2 宗議会議員選挙に関して
 宗議会議員選挙の制度を改革し、立候補者はマニフェストを明確にして公選されるべきである。

3 宗務庁の機構改革に関して
 各県の宗務所は本庁に劣らず布教、教化に邁進する。宗務総長は公選制にし、部長人事は宗議員以外からの人選も視野に入れて行う。宗議会は宗門の最高議決機関として更なる責任と覚悟をもって運営され、審事院内に法曹界関係者を配置する。また本庁、宗務所の人員の人材育成と適材適所の配置を行い、若手の宗侶に意欲と活躍の場を提供する。

4 「友人葬」など最近の葬式事情に関して
 宗門、宗侶は友人葬と葬儀の違いを明確に説明し「戒名」をいただいて葬儀を執り行う典礼、儀式の持つ荘厳をアピールすべきである。

5 最後に
 本大会の趣旨である「有道会の明日に向かって」のテーマの如く宗門改革の問題提起を試行し宗政の正常化を希求し、全てガラス張り化された状態で誰もが参画でき、一般檀信徒からも信頼され得る宗門となるよう東北から発信するものである。

上記決議文に関わる
内容について


 2の宗議会議員選挙の制度改革については、

○上記の有道会東北六県大会(宮城県当番)に於いて、有道会本部より出席した当時の本部会長荒沢老師、葦原教学部長、渕幹事長の3方が、選挙制度を改革する方向で、前向きにやって行くと(六県選出の議員老師参席の中)、壇上より百七十名の参加者の前で明言された。会場は拍手大喝采であった。選挙制度の改革をする事に前向きに取り組んでいくという発言は、長い東北の大会では、いつも秋田県有道会が取り組んできた悲願ともいえる案件であったが、今回の東北大会での発言は、重要ポストにある方々よりの画期的な発言であり、今後の宗教改革にとって大いなる布石のひとつであり、結果が待たれる。
 今後も、東北のみならず、全国各県各大会において、選挙制度の改革運動をしてほしいものであるし、各県の有道、総和の大会では選出議員の選挙制度改革の承認を取り付け、議員のマニフェストに入れてほしいのである。
 選挙は総和、有道より候補を立て、宗政に対しマニフェストを提示して戦って出て行くべきであり、今度の全25選挙区のうち、選挙になったのは5カ所だけであり、馴れ合い、無関心の持たれ合いとも言われてしまうのも残念である。
 ちなみに宮城県有道会選出議員の千葉省三師は、常に宗政の改革に前向きなマニフェストを明確に提示して活動しており、旧多々良学園問題に於いても、短期間に於いて膨大な調査を宗議会調査特別委員会の委員長として成し遂げ、この問題を通じても宗政の改革を謳い、東北6県の大会においても、有道会員の願いと信任(旧多々良問題を公開すべし)を請けている宗議であり、全寺院に対してガラス張りの宗門改革を推進している老師である。
 思うに、議員は健全で透明なる宗政の為に、議会運営に専念すべき職務であり、名誉職ではない。宗政に対し選任地の事院の為の代表者として、マニフェストを議会に反映することである。

○大会の質疑の中での恩金問題について
 恩衣恩金の使われ方について、使途不明であるとの質問に対し、有道会本部会長・荒沢老師は、決して不明な使用はしてはいない、ついては恩金の収支決算の公開に前向きに取り組むと発言している。早くしてほしいものである。これも透明な運営に対する改革のひとつであると思う。
 旧多々良問題を起爆剤に、新しい宗門行政に生まれ変わるべく、この胎動の火を消すことなく、全寺院が宗門の構造改革に邁進してほしい。
 3の各県の宗務所は本庁に劣らず布教、教化に邁進するについては、

○改革のひとつとして、教化費予算を地方に回して、県単位に合った教材に使用できるような予算配分ができるようにしてもらいたい。