多々良学園問題の解決なしに宗費の徴収はおかしい

宗門を憂う近畿寺院有志の会 参加者一同


 『曹洞宗報』一月号に、寺院の階級査定の一覧表が公示されましたが、不快と不安な顔つきをされる住職が多いのは何故でしょうか。
 宗門を憂う住職が新春早々に集いました。多くの意見が出た中から、第一に上げられたのが多々良学園問題です。
 多々良学園の問題を知る檀信徒から、そっぽを向かれはじめているという話を聞き、背筋が寒くなる思いを切実に感じています。この問題の解決なしには曹洞宗は不安定な教団になりかねないとの意見でした。
 この思いを全国寺院のご尊宿方に投げかけ、お考えとご意見をお伺い致します。
 多々良学園問題に関しての詳細な経過報告、学校法人としての多々良学園はどうなるのか公式の報告がなされていませんし、曹洞宗宗務庁の土地と建物が仮差し押さえされたという不名誉なことに関しても報告がありません。この問題に関して、誰が責任をとり、いつ、どのような方法で明らかにしてくれるのでしょうか。
 さらに、気がかりなことは、銀行などから提訴されていますかなりの額を宗門が負担するようになった時、一体この膨大な借金を誰がどのようにして返済するのかが問題です。この借金を宗門寺院に負担させるのでしょうか。一部ではその方向で検討されていると耳にしますが真実を教えてください。
 これらの問題に対する納得のいく回答がない限り、宗費を教区または宗務所預かりにしてはどうでしょうか。
 急激な核家族化、少子化が加速する中で、寺檀制度も危ぶまれる昨今、借金を宗費に付加されますと、宗費を檀家が負担している寺院が多い中どのように説明すればよいのでしょうか。寺檀分離を招きかねません。多々良学園は一刻の猶予も許されない深刻な問題です。
 多くの諸老師のご意見を賜りたく投稿した次第です。