編集後記

 旧多々良学園問題で曹洞宗は1月16日に山口地裁から16億6千万円の賠償判決を受けた。平成18年に5金融機関から提訴されていたが、金利を含めると24億円になると言う。過去に出した補助金は23億円。
 裁判では曹洞宗は別法人だから支払い義務がないと私たちには伝わってきていたが、理事長を送りこんでいるし、融資の段階では宗務庁に金融機関の担当者を呼んで説明をしていたとも聞いているので、はたして別法人という理屈が通るのかと疑問に思っていた。
 曹洞宗の社会的責任を考えると、問題を長引かせるよりも被告の曹洞宗は判決を受け入れて、問題の終息を図るべきだと考える。代表役員の総長の決断が望まれる。
 旧多々良学園問題で曹洞宗が負担した金額は宗務庁の年間予算に匹敵する額になる。弁護士費用などを加えると年間予算をはるかに超えてしまう。

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 『仏教企画通信』は31号を発刊することができました。ご支援いただいた御寺院各位のお陰です。ありがとうございました。
 iPS細胞問題をもう一回掲載しますが、33号(秋)では御寺院からの要望が多い、寺院活動の諸問題(お葬式を含む)に取り組みたいと思います。


    藤木隆宣 九拝