今こそ曹洞宗の改革が必要という嶋チ師に聞く
――多々良学園問題は、宗門内外に大きな波紋を起こしました。そこから出てくる教訓と課題は、どのようなものでしょうか。
宗議会に調査特別委員会が議員発議で設置されましたので、その報告書が作成された時点で、総合的に慎重に判断したいと考えております。学園側と内局側からの報告書には目を通しました。課題も教訓もたくさんあると思います。
――全国の多くのご寺院は、現在の宗議会議員選挙制度に大きな疑問を持っていますが、今後、この問題への対処は?
現在、六十六宗務所がありますので、一宗務所に一議員が理想であると考えます。宗憲には『両大本山は本宗寺院の根源、信仰の帰趨である。』『両大本山は、全宗門人が一体となって、永久に護持しなければならない。』と明示されているが如く、私どもは両大本山を偏ることなく護持しつつ、その上で、系別は無くし、各宗務所から送り出したい人物を一人送るということです。
――両会派の活動資金になっている恩金は、本来あるべきものではないという意見が多いようです。この点、今後、正すべきところはないでしょうか。
活動資金の原資は宗務庁とすれば、必然的に恩金は不要となり無くなります。経済的余力の有無にかかわらず、誰でもが立候補できる基盤作りが肝要でしょう。
(文責・編集部)