毎日書道
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お手本と解説 神奈川県立金沢文庫長 高橋 秀榮


御家族みなさまの御応募をお待ちしております

 お手本を参考にして(名前は作品の左側に)、作品を半紙などに書いてご応募下さい(無料)。年間のご応募の中から優秀な作品を選び、誌上で発表し、記念品を贈呈します。作品をどしどしお寄せ下さい。

○送り先 〒220―0113 神奈川県相模原市城山町谷ヶ原2−9−5−5 仏教企画まで。
○お問い合わせ 電話042−703−8641


高橋秀榮
昭和17(1942)年、北海道生まれ。
駒澤大学仏教学部卒業。同大学院博士課程修了。
現在、神奈川県立金沢文庫長。駒澤大学・法政大学大学院非常勤講師。




【登壇受戒】
今回のお手本は「壇に登って戒を受く」と読みます。出家を希望する人は、仏教の戒律を守ってまじめに修行します、と仏前で誓いますが、その儀式が行われる場所を戒壇といいました。したがって、「壇に登る」とは戒律を受けることを意味します。毎日書道ならではのお手本です。書道の練習を兼ねて仏教語を学ぶことも意義のあることと思います。



般若心経の応募作品は全国からたくさん届きました。般若心経がいかに多くの人々に関心をもたれている仏教経典であるか、あらためて思い知らされた次第です。
ところで、紙面に掲示した応募作品は、いずれも技巧をこらさぬ素直な書きぶりで好感がもてました。さわやかさ、おだやかさも感じられる模範的な作品と受けとめました。

舎利礼文の応募作品の中から選んだ四人の作品は、般若心経と比べると、女性の方の応募作品が多かったこととも関係するかも知れませんが、字体はいくぶんか小ぶりで、線もやや細身な感じを受けました。しかし、一文字一文字、じつに丁寧な筆運びで、そのため清楚な雰囲気が感じられました。