寺を信頼し、受戒成満  大きい文字で見る

高橋敏郎(82) 東京都

 今年の三月Y新聞の世論調査によると宗教離れは一段落したとあった。昨春貴会による「仏式葬儀の不満」について意見公募がありましたが、現在も考えは変っておりません。私の菩提寺は元禄年間発行の地図にも記載され、現在も同じ地にあります。私で六代目になる墓所があり、年六回の墓参は欠かしたことがありません。先々代の御住職は寺と共に空襲で死去されました。三月の吉日に先代退任の御挨拶があり、現在第二十世の新住職が就任されております。法灯を継承され護持発展を願うものであります。私は既に受戒成満を終了し、平成五年には先代から祝福を受けており、戒名は弘誉敏■、死亡のせつ院号を頂くことになります。子供達に迷惑のかからぬ様、葬儀費用は万全です。彼等の社会的立場にふさわしい葬儀を希んでやみません。このことについては既に二人の倅も了解しているところであります。寺を信頼し、昭和三十五年と平成三年、父と家内の時世話になった葬儀社も近くにあり、心配はありません。徒然草第九十三段――死を憎まば生を愛すべしと死を見つめて生かされていると人生が豊かになります。 


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