21世紀の仏教を考える意見と提言 大きい文字で見る
黒崎康広 東京都
市民グループの皆様方に意見と提言を一言申し上げたく書きました。お寺と市民の間でお布施などのトラブルが起きているそうですが当然の事と思います。私は長い期間独学で仏教を学んできました。その智識の中から見た仏教の説かれた経文の内容と現実社会の因果関係について述べさせていただきます。
釈迦自身説かれた経文の中に遣言している経文があります。釈迦は滅後に於いて五百年づつに分けて時に合わせた経文を学び修行するように遺言してます。此れを五箇の五百歳といいますが五つ目の五百年は釈迦滅後二千年から二千百年の間で釈迦の説かれた一切の教えの白法が隠没し経道滅盡するとはっきり遺言してます。[経道滅盡とは経の利生が滅すると云う事です]釈迦滅後二千五百年で釈迦仏法の教え総てが滅盡する。釈迦仏法の有効期限が切れると言うことです。今現在が釈迦滅後二千五百年です。ではその経文とは
大集経の五十一に云く
大覚世尊 月蔵菩薩に語って日く於我法中 闘争言訟し白法隠没 諸經滅盡 後の五百歳
末世法滅
と確かに遺言してます。
解釈すると我が説いた総ての法門の中に於いて闘争して白法の経文の教えが隠没し法滅する時は後の五百歳末世は現在です。
釈迦仏教が法滅すると何が起きるか
日本に仏教が渡って来て学んで初めて人間に心が宿ります。その心をもって人間社会や文化文明を築いて来ましたが、その築いた総てが消える事になります。まず先に心が欠如して消えていきます。人間から人間性が消えて無くなると人間の形はしていても畜生動物と同じになり自分中心の考えになり善悪の区別がつかなくなり争いばかり[闘争]弱い人を見ればいじめたくなり、殺したくなり人によっては野生動物的人間または野獣的人間に変化する。教育文化を学ぶ心の欠如によって学級崩壊や不登校が起き、また法滅によって心を失い家庭崩壊・親子・兄弟・夫婦・親類・友達等々の不仲、虐待、いじめ。子供は心の無い魂を失って生まれて来て心身障害者となる数が増えてくる。師に対しての尊敬も無くなり、礼儀も誇りも恥じも感じなくなり注意力も技術力も低下して行くことになります。警察の不祥事また教育関係者、役職を持つ人達の愚かな行動も皆原因は同じだと思います。物事一切の始まりは心からです。その心が崩壊する事によって人間社会が悪化します。現在は仏神不在の世の中です。善仏善神は国を去り、入り替わりに悪鬼魔仏が来て人の心に入って不仲になる原因を作っては争いを起こさせたり、いじめたり、人を殺させたりして悪法時代に入りました。悪を止める理性本能が消えるので心のゆとりや思いやりなど当然あるはずがない。自分自身が知らないうちに体内に人りこんだ悪鬼魔仏に命令されて行動してしまい終わると退散して別の所へ行く我に返った自分はなぜ此のような悪事をと思う。また法滅する時は政治は曲がり自然界には異常気象が起きると経文に記されています。
釈迦は滅後二千年から二千五百年の期間後の五百歳の期間中に久遠元初の釈尊を流布しなさいと遺言してます。法華経第七薬王品に教主釈尊 多寶佛と共に宿王華菩薩に語って云く[我が滅度の後 後の五百歳の中に廣宣流布して閻浮提に於いて断絶して悪魔魔民 諸の天龍 夜叉 鳩槃茶等に其の便を得せしむこと無けん]とこのように廣宣流布しなければ法滅後は悪鬼 魔民等が人の體内に人って悪事を起こさせると申してます。
釈迦仏法が滅盡する時は仏教以外の全世界一切の宗教も同時に滅盡します。仏法滅尽して利生の滅した経文を唱えてお経料、戒名料、お布施、供養料を取ることは詐欺罪なります。また亡くなった方や先祖代々の供養しても全く無駄です。それは神通力をもって冥途の人々に光を照らして救う事の出来る人は日本国をはじめ世界中に一人もいないからです。仏法に違背している行為なので邪教になり供養すれば先祖の方々はなお深い地獄に落ちて苦しみます。
仁王経に云く
人 仏教壊らばまた孝子無く六親不和にして天龍も祐けず疾疫悪鬼日に来て侵害し災怪首尾し連過縦横し死して地獄 餓鬼 畜生に入る若し出て人とならば兵奴の果報ならん 人は仏教誤れば孝養の子供に恵まれず親子 兄弟 夫婦 親類等不仲になり日々に疾疫悪鬼 病魔に責められ死して地獄 餓鬼 畜生の世界で苦しみ若し人と生まれば兵士となる
今は国内また全世界に一つとして正しい宗教はありません。ですから修行しても経文道理の結果がでず、返[却]って悪い結果ばかり、したがって宗教の教えと組織は全く別々の方向へ向い目的も教えから権力を持つことに変わって行く。このまま宗教を放置していれば釈迦の言うとおり智識を持った野獣人間・畜生人間・幼稚な人・愚かな人、自分自身を認識出来なくなり殺人を犯す人いじめを好む人ばかり増えて、やがては人間崩壊へ発展して行く経文通り悪世末法の時代へ入る。皆宗教の害毒の悪酒に酔って本心を失ってしまう無信心の人も遺伝生があるので全く同じ心不在の世の中となる。
法滅は自然界にも及び異常気象を起こし地震・台風・竜巻・雷電・時節反逆等々の災難が起きると経文に説かれてますが、なかでも日月度を失い、とありますが真夏には四十度から五十度ぐらい温度が上がり野菜や穀物には栄養が無くなり味わいも無く枯死し生ずるもの皆死し草も生ぜずとあります。これらは仁王経 大集経 金光明経に詳しく説かれてる。
外国に於いても巨大龍巻・大洪水・大旱魃・砂漠化等々の大災害が有りますが、これらも宗教が原因で起きてます。自分達が祈ってる神が大災害を起こしているとは夢にも思わないことでしょう。また争いや戦争・殺害等がのべつ起き国が滅するまで続くとあります。所詮国土泰平 天下安穏は一人より萬民に至るまで好む所と思います。