同じ目線で導いてほしい  大きい文字で見る

松本貞子(72) 千葉県 

 過日葬儀に関する意見をまとめた本をお送り戴き有難う御在ました。お寺さんにとって聞き度くない様な事をオープンになさった勇気と熱意に敬意を表します。私は長男の家族と幸せに暮していますが、かなり前に家中で話しあい回復の見込のない病気になったら無理な延命処置はしない様尊厳死協会に登録し、死後は大学病院に献体し、葬儀は子供達の都合で使っても使わなくてもよいと云う事で中低[程]度の費用を互助会に主人と二人分払い込みお寺の墓地を買い、お寺へは春夏の彼岸会、永代経、お盆、報恩講と年五回お布施を包んでお参りしこれで安心と思ってきましたが、母が亡くなった時色々と出費がかさみ永代経として五万円しか出来ませんでしたのでその後は毎年一万円づつ納めてきました。その度にお念珠をいただき孫達にも渡しましたが、まだ沢山残りましたので粗雑になってもいけないと思いお寺に納めさせて戴きました。その時金額によってお経の回数とか記念品とか違うときき、家では到底高額は納められないのだから家の仏壇にお線香をあげて父母と話していれば形式的なお経より喜んでくれるのではないかと思える様になりました。現在地に居を構えて当然のようにすこし遠い場所ですが同じ宗派の檀家になりましたが、今では私の考えが古かったのか、なるべく子供達に迷惑を掛けない様にと先走った事で負担を掛ける結果になったのではないかと悩んでいます。たまたま昨夜テレビで瀬戸内寂聴さんと今日又ビハーラの会の田宮先生と作家の早坂先生の対談を拝見して、人間は皆最後の時と死後に不安をもっているのだからむづかしい教典を読んで下さるより、同じ目線で心にそう言葉で導いて下されば若い人達もいかがわしい宗教に走る事はなかった様に思いました。私自身は年女の72才、今更焦っても仕方のない事と諦めの心境で、自分を信じ何事にも真心一杯精一杯明るく前向きに生きれば結果裏切られる結果が出ても受け止められると思いますので、残りの人生感謝感謝で楽しく生きて行き度いと思っています。新しい考えをもつ皆様の様な方々がいらっしゃるといふ事がわかり、大変心強く佛教のあり方に小さな灯をみた思いで心から嬉しく思います。古い殻にとじ込[籠]った方の多い中大変な事とおさっししますが、どうぞ頑張って前進して下さい。期待して居ります。


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